生きづらい日々

オーストラリア在住33年になります。重症のうつ病(やっと合う薬が見つかり、現在症状改善傾向)、PTSD(トラウマです)、摂食障害、対人恐怖症+社会不安障害(ひきこもっています)、パニック障害、記憶障害(解離性健忘症)、広場恐怖症等で治療中です。ですがどこにでもいるごく普通の人です。どうぞお気軽にお声をかけてください。ただし、非常に傷つきやすい状態ですので、批判的、攻撃的、否定的等のコメントはしないでください。貴方の心無い一言で、簡単になくなってしまう命もあるという事を念頭に置いていただければ有難いです。55歳11か月でⅡ型糖尿病発症しました。(2021年7月)

変貌

私はすでに息子がいるし、離婚した身である事を告げましたが、そういう過去は関係ないし、子供にも何の関係もないと言われました。子供にも会いたいと言ってくれて、子供と一緒に休日に待ち合わせて一緒に出掛けたりするようにもなりました。


いわゆるお付き合いがはじまりました。


子供に対して全く抵抗なく、まるで本当のお父さんのように接してくれて遊んでくれる彼にひかれていきました。息子のお父さんになりたいと言われた時には、もう私は完全に彼に心を奪われていました。何よりも、子供の事が一番だったので、その子供に対して優しく接してくれる、決して無理したりしておらず、自然体で接してくれていたのに心ひかれたんです。(その時はそう見えていたし思えていました)


それからしばらくお付き合いし、結婚を申し込まれ、結婚を承諾しました。


二度目の結婚と同時に次男を身ごもりました。


次男も生まれ、最初の2年間くらいは、とても幸せでした。彼も真面目に仕事をしていたし、私も仕事も子育ても充実していましたし、決して豊かとは言えませんでしたが、普通の生活が出来、本当に幸せでした。


その頃、オーストラリアはバブル時代に入り、どんどん家の値段とかが上がり始めていました。その頃、どうしても家を買いたいといい始めた彼。今家を買わないとダメだ、と言い始めました。この頃から彼が変わり始めたと思います。その時の私たちは、決して生活は楽ではなかったけれど、苦しくもなく、普通に生活できていましたが、特に家を買うにあたっての頭金とかまでは貯められていませんでした。なので、頭金を貯めるのが先で、それが貯まらないと家を購入するのには無理がある事など、ローンの事もあるし、現実問題を話し合おうと思いました。家を買うのはお菓子を買うのと違います。きちんと計画を立てていかなければなりません。


ですが、彼にはそれが通じなかったのです。


日本人なのに、どうしてかれんの親は家を僕たちに買ってくれないの?と言い出しました。私は「?」となりました。日本人だけど、なぜ親が子供の家をポーンっと買わなくちゃいけないの?と聞き返すと、日本人は金持ちなんだから、家くらいぽんっ!と普通一発で買えるだろう、日本人は皆、豪華な家をぽんっと買っているのに(買っていませんよ)、なぜかれんは買えないの?日本人なのに使い物にならないダメ人間じゃないか、お前、と言われました。


そんな事を言う人だったとは知らなかったので、初めてそんな事を言われた時にはビックリしました。家が買いたい、なぜ買えないんだ、毎日、毎日、本当に毎日、ずーっと口を開けばその話。そして家が買えないのはダメ人間である私の責任だと言い切る彼でした。私は私の頑張りが足りないのかと洗脳されはじめていました。あまりにも毎日、毎日、本当に毎日、俺は不幸だ、日本人と結婚したのに家すら買えないなんて、、、使い物にならない日本人をつかまされた、希望なんてもうない、俺は世界一不幸な人間だ、などなどと言われ続けると、え?私?と思いながらも、だんだん頭が変になってきて、私が至らないからだ、、、というふうな考え方に洗脳されはじめていきました。


挙句の果てには、仕事するのも馬鹿らしくなってきたと、彼は仕事まで辞めてしまいました。私一人で一家を支えることになりました。家にいるならいるで、主夫として、家の事を多少手伝ってくれれば無職でも文句ありませんが、子供の面倒みない、家事は一切しない、買い物すら手伝わない、朝から晩までゲームで遊び続ける彼。そして疲れて帰ってきた私に「使い物にならない女だな!腹減った!早くしろ!」という始末。疲れているからちょっとだけ座らせて、、というと、どうせにこっと笑って足をちらりとみせてるだけで金がもらえてるんだから、疲れたというな!ろくな事してないくせに偉そうに疲れたと言うなと言われ続けました。


彼は元々片付けられない人で、家は汚し放題、殻付きのピーナツが大好物で、それをよく食べるのですが、その殻は全部床に散らかし捨てる。ゴミ箱を横においてあげてもわざとゴミ箱に入れずに床にばら撒いて、「お前、使い物にならないゴミ女なんだから、ゴミのお前がゴミ拾えよな」そう言ってゲラゲラわらってゴミをわざと散らかして、そしてゲームで遊ぶ始末。


自分(彼)はこんなに一生懸命で、世界一頑張っている人間なのに運がない。運さえあれば自分は家が買える。運がないのはお前(私)の責任だ、自分をこんなに不幸にしているのはお前(私)の責任だ、自分には才能もある、自分には力もある、だけどお前(私)のせいで全て奪われてしまった。お前の責任で、俺の才能がめちゃくちゃだ、お前(私)のせいで不幸になってしまった、されてしまった、と毎日、毎日、まーいにち私の責任で不幸になった、と言われ続けるんです。。。


そして結婚指輪を目の前でトイレに流されてしまいました。こんな物に騙された、私に騙された、と怒鳴りながら流されました。


自分が楽しいと思えないと、全て私の責任だと言います。そして私に向かってお皿を投げたり(足がざっくり切れました)、暴力もふるうようになってきました。兎に角いつもご機嫌を伺い、幸せな気分にさせてないと、ちょっとでも気に入らない事があると、身体的、精神的な暴力を受けました。


家が一括でキャッシュでポーンと買えないだけで、一つ、一つ、計画を立てて、いつか家が買えるようにまず頭金を貯めて、と時間がかかる事が気に入らない彼。今すぐぽーんと家がキャッシュで一括で買えない事が、なぜこんな風になってしまったのか、私の頭は大混乱でした。なんだか私が至らないから、私が彼を本当に不幸にしているんじゃないか、と思い始めてしまった私でした。