赤ちゃんの頃
赤ちゃんの頃の話、ご両親や、兄弟、親戚の方々から
聞いたりした事ありますか?
私はほとんどないです。
なので、自分が赤ちゃんだった頃の事、あまり知りません。
両親にいつも言われるのは姉の事ばかり。
両親は、姉を溺愛していました。
というのも、母親は、姉の前に三人も娘を未熟児で亡くしていました。そしてようやくできた姉も、また未熟児で、その頃保育器等は形だけのもので、きちんと機能するようなのは殆ど出回っていなかった時代で、姉も三日もてばいい方だろう、と宣告されたそうなのです。
母は、殆ど寝ないで、黒ずんでいく姉をずっとタオルに包んで温め続けたそうです。
姉の生命力と両親の愛情により、姉は一命を取り留めました。運がいい事に、姉には何の障害もなく、すくすくと成長を始めたそうです。それがどれだけ嬉しかったか、幸せだったかを何度も聞かされています。
その1年後に私ができましたが、私は未熟児だったのか、正常だったのかさえも知りません。
私に関して知っていること、聞かされたことは以下の事だけです。
- 姉一人だったら一人っ子になると、世間体もあるし、可哀そうだから仕方なくあんた(私)を産むしかなかった。
- あんた(私)の事はいつも忘れていた。姉にばかり手がかかってあんたの事などかまっている暇はなかった。
- たまたま泣かないおとなしい子だったから、哺乳瓶さえくわえさせとけば放って置けたから、あんた(私)の事は殆ど覚えてない。(そして姉の話が延々と始まる)
- 姉が私に嫉妬して、階段から突き落として自分も一緒に落ちてしまい、私は泣いていたので大丈夫だろうと思い、姉を抱きかかえて慌てて病院に走った。気が付いたら私はそのまま転がしたままだった事を思い出した(と、笑いながら言われました)
- 姉がいつも私の哺乳瓶を隠してばかりいた。
こんな感じですね。姉が中心で、姉に関することが殆どで、「私」の話はありませんし、知りません。放っておかれた、姉の為に私を産んだ、それしか知らないです。それが私への虐待につながるんです。またおいおい書いていきます。
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